小学校時代②

小学4年生になるときに父の仕事の関係で今度は福岡に行くことになった。4年生の時は担任の男の先生がいじめは絶対に許さないという感じの先生だったので、いじめられることはなかった。

 

4年生から僕はきこえとことばの教室という通級指導教室に週1回通っていた(4年生の時に通っていた小学校は通級が設置されている小学校だった)。通級指導教室とは、障害のある子たちが障害の特性に合わせた指導や訓練をしてくれる教室のことだ。そこでカズーという声を出さないと吹けない楽器で声を出す練習をした。それで声を出せるようになったので、今度はカズーを使ってしゃべる練習をしたところ、しゃべれるようになった。やがて、カズーなしでも通級の先生と少ししゃべれるようにまでなった。

 

5年生になって担任の先生が変わると、またいじめられてしまい、6年生までそれは続いた。

 

このころから、テレビの自然番組を見たことがきっかけで突然動物に興味を持つようになり、動物関係の本を読むのに夢中になった。そして、将来は生物学者になりたいと思っていた。