幼少期

場面緘黙になったきっかけはよく覚えていない。だが、母の話によると小さいころ外でほかの子と遊ぶのを嫌がっていたようだ。そこで父が発達が遅れている子たちが通う教室を見つけてきて、幼稚園に入る前にそこに僕は通っていたそうだ。母に当時のことを記録したノートを見せてもらったのだが、身長や体重、言葉などが同じ年頃の子と比べて発達が遅れていたようだ。

 

その教室には10人くらいの子供がいたようだ。そこに通っていくうちにだんだんと楽しく遊べるようになっていったようで、その教室の保健師に話しかけられたときはしっかりと答えることができるようになったようだ。

 

しかし、幼稚園に入ると話せなくなってしまった。おそらく、幼稚園では子供の数が30人くらいいたので恐怖や不安が強くなってしまって話せなくなってしまったのだと思う(ただし、挨拶をしないと幼稚園のバスに乗せてくれなかったので挨拶することはできた)。

 

小さい頃は電車が好きで、電車のことを知るのに熱中し、将来の夢は電車の運転手だった。